急性虚血性脳卒中患者の神経学的悪化に対するチロフィバンの効果はどのくらい?(PROBE法; JAMA Neurol. 2024)
急性虚血性脳卒中患者に対する抗血小板療法を支持するエビデンスがあります。しかし、現在推奨されている抗血小板療法では神経学的悪化が一般的であり、臨床転帰が不良であることから、新たな治療方法の確立が求められています。そこで今回は、脳卒中発症後…
心不全に伴う機能性僧帽弁閉鎖不全症に対するエルツグリフロジンの効果は?(DB-RCT; EFFORT試験; Circulation. 2024)
心不全(HF)と機能性僧帽弁閉鎖不全症(MR)を有する患者の罹患率と死亡率は、HFに対する診療ガイドラインに従った薬物療法にもかかわらず、依然として相当なものであり大きな課題となっています。そこで今回は、軽度から中等度の駆出率低下を伴うH…
お薬手帳が私たち医療者にとって特に役立つのは、「どんな病気を治療中なのかが分かる、かつ、その持病の”重さ”も分かる」という点にあります。患者さんにとっては、自分の医学的プロフィールをお薬手帳が代弁してくれて、身を守ってくれる。だからこそ、お薬手帳は常に持参してほしいと思います。 — 山本健人(外科医けいゆう, Takehito Yamamoto) (@keiyou30) 2024年5月5日 これはガチで、我々医師はお薬手帳を見るだけで、あなたがどのような治療を今までやってきたかや、どれだけ苦労されてきたかもふんわりわかります逆に今までロクな医療を受けてなかったかどうかももわかります更には災害時…
心不全患者におけるエンパグリフロジンとダパグリフロジン、どちらが優れていますか?(後向きコホート研究; JAMA Netw Open. 2024)
ナトリウム-グルコース共輸送体-2(SGLT2)阻害薬は心不全患者に使用すると有益であることが示されています。しかし、SGLT2阻害薬同士の比較成績はまだ充分に明らかにされておらず、薬剤選択に影響を及ぼす可能性があります。そこで今回は、エ…
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