〈第9章〉後半は「ヨブ記」の一つのピークを示していると私は考えています。それは今まで友人がヨブを慰撫するために訪ねてきてくれたのに、彼らの言葉はヨブの心を慰撫するどころか、彼らが神学の基本原則や教訓ばかりを繰り返したがために、かえって友人たちに対する反発とヨブの神に対する懐疑に火をつけたのでした。若き神学者ビルダテの言葉を遮ってまでしてヨブはその深みで抱いてきた神への懐疑を口にしました。それが〈第9章〉後半(9:25-35)になると、今度はヨブ自身の自省の言葉に転調します。私の解釈文です。【私の人生の日々は飛ぶように早く過ぎ去るので幸福に出会うことはないのです。その速さは葦船(※エジプトナイル川の水辺に生えた葦で作られた舟で一人か二人乗り、軽いため非常に早く川を移動できた。ここでは人生の早く過ぎ行くことに...[Ⅺ345]ヨブ記巡禮 (14)/仲保者よ出でよ!
〈第9章〉後半は「ヨブ記」の一つのピークを示していると私は考えています。それは今まで友人がヨブを慰撫するために訪ねてきてくれたのに、彼らの言葉はヨブの心を慰撫するどころか、彼らが神学の基本原則や教訓ばかりを繰り返したがために、かえって友人たちに対する反発とヨブの神に対する懐疑に火をつけたのでした。若き神学者ビルダテの言葉を遮ってまでしてヨブはその深みで抱いてきた神への懐疑を口にしました。それが〈第9章〉後半(9:25-35)になると、今度はヨブ自身の自省の言葉に転調します。私の解釈文です。【私の人生の日々は飛ぶように早く過ぎ去るので幸福に出会うことはないのです。その速さは葦船(※エジプトナイル川の水辺に生えた葦で作られた舟で一人か二人乗り、軽いため非常に早く川を移動できた。ここでは人生の早く過ぎ行くことに...[Ⅺ345]ヨブ記巡禮 (14)/仲保者よ出でよ!
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