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医療従事者ちゃんねる

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今日もお仕事お疲れ様です。医療従事者のトラコミュ作成してみました。ドクター・ナースの皆さんはじめコメディカルの皆様のご参加をまっています。あえて記事ネタはしぼりませんが、治療・看護・検査めまぐるしく変わる病院でのお仕事、病院間・職間の情報交換などができればすばらしいですね。
テーマ投稿数
398件
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15人
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医療従事者ちゃんねるの記事

1件〜100件

  • 欧州のCOVID-19症例における血栓症と死亡率
    2022/05/15 14:59
    欧州のCOVID-19症例における血栓症と死亡率

    みなさんこんばんは。現役救急医です。今日は久しぶりに論文の紹介です。今年5/13にオンライン発表された'Venous or arterial thrombosis and deaths among COVID-19 cases: a European network cohort study.'(Burn E., Duarte-Salles T. et al., Lancet Infect Dis. 2022)が元ネタです。 (1) 導入 COVID-19は、強い炎症, 血小板活性化, 血管内皮障害, 血流の停滞により血栓症を来す可能性がある。入院COVID-19症例における静脈血栓塞栓症のリ…

  • 炎上覚悟で毒と愚痴をぶちまける
    2022/05/07 22:01
    炎上覚悟で毒と愚痴をぶちまける

    こんばんは。現役救急医です。今日は仕事で色々色々上手くいかないことがあり、夕方までモヤモヤイライラしていました。夕食がてら酒を飲んで, BSで放映されていたコメディーアクション映画(以下リンク参照)を見て笑い転げ, Twitterで下ネタを垂れ流して憂さ晴らしをしていました。そこで、今日は酔った勢いで普段の溜め込んだ不満を一気にぶちまけようと思います。罵詈雑言が苦手な方はブラウザの『戻る』ボタン等で閲覧中止を強く推奨します。 https://amzn.to/3kNa0fJ まず、医者にその都度飽きるほど腐るほど突きつけられる有象無象の書類仕事について。 おい、ク◯医◯課!! てめえは俺ら臨床の…

  • 最近だいぶ更新が止まりがち。
    2022/05/04 20:57
    最近だいぶ更新が止まりがち。

    こんばんは。現役救急医です。ここ最近、色々と忙しくなったり, ブログやYouTube以外に色々とやりたい(orやるべき)ことがあるので、更新が止まっていました。田舎の、人手が少ない病院 − 特に田舎 − ともなると、業務が多忙になりがちです。中には医師や看護師に回すまでもない(本来事務方がやるべき)余計なものがあったりするのですが…とりあえず、どの部署も「それはうちらに関係ない」・「それはうちの仕事じゃない」という無関心をなんとかすべきでしょう。 そんな中でも私は、臨床現場で働く中でふと浮かんだ疑問を解消するために色々と調べ物をして、その中で学んだことを動画などに上げてみてはいます。4/17に…

  • コロナワクチン4回目接種の効果 − イスラエルの全国規模のデータ −
    2022/04/24 21:15
    コロナワクチン4回目接種の効果 − イスラエルの全国規模のデータ −

    こんばんは。現役救急医です。最近忙しくて、ブログもYouTubeも放置していました。ちょっと余裕が出てきたので、最近見つけた論文をざっくりと紹介しようと思います。今年4月13日に発表されたイスラエルの論文です(Magen O. et al., Fourth Dose of BNT162b2 mRNA Covid-19 Vaccine in a Nationwide Setting. N Eng J Med. DOI:10.1056/NEJMoa2201688)。 (1) 導入 2022年1/3にイスラエル保健省は、≧60歳 or 免疫不全のある人で, 3回目接種後4ヶ月以上経過した人を対象とし…

  • ジゴキシン中毒の治療 − 特に血液浄化療法について −
    2022/04/12 20:46
    ジゴキシン中毒の治療 − 特に血液浄化療法について −

    こんばんは。現役救急医です。救急科にいると急性中毒患者を診療する機会も多いのですが、元々医師から処方された薬剤(睡眠薬, 抗うつ薬など。なお近年は三・四環系抗うつ薬中毒は稀)や, 市販薬による中毒が多いです。以前、研修医向け勉強会か何かでジゴキシン中毒について学んだ記憶があるのですが、私自身、過去に1名程度しか経験したことがありません。そこで、後学の為にも、色々調べて出てきた文献をまとめてみようと思います。今回の文献は、中毒への体外的治療法(ECTRs; extracorporeal treatments; 『血液浄化療法』とも)の使用に関する推奨を提示している国際的な専門家集団'EXTRIP…

  • Clostridioides difficile感染症の診断と治療
    2022/04/10 09:02
    Clostridioides difficile感染症の診断と治療

    みなさんこんにちは。現役救急医です。今日は、偽膜性腸炎の治療や診断について、UpToDateを基にまとめてみようと思います。なお、偽膜性腸炎の起炎菌は以前まで、『クロストリジウム・ディフィシル』と呼ばれていましたが、近年になり"Clostridioides difficile"へ変更になったそうです。長ったらしいので、以下"CD"と呼びます。また、『CD感染症』という呼称も長ったらしいので、以下"CDI(Clostridioides difficile infection)"という略称を使用します。 (1) 症状について 典型例では抗菌薬使用下でCDIを発症することが多く, 多くの場合、抗菌薬…

  • 胸水を検査に出す時、何をオーダーすべきか?
    2022/04/05 17:25
    胸水を検査に出す時、何をオーダーすべきか?

    みなさんおはようございます。現役救急医です。今日は、胸水を検査に提出する際に調べる項目などについて, UpToDateを参考にしてまとめてみようと思います。本当は胸腔穿刺やドレナージの手技についてもまとめてよかったのですが、冗長になりそうなので今回は割愛し, 別の機会にやります。 (1) 胸水は漏出性("transudates")か, 滲出性("exudates")か? 胸水を採取したら、まず「漏出性なのか, 或いは 滲出性なのか」を鑑別する必要があります。それぞれの定義等を以下に示します。 漏出性・・・胸部の静水圧と膠質浸透圧の不均衡により生じる。漏出性胸水は、患者の臨床経過から絞り込むこと…

  • チェルノブイリのロシア兵は本当に『被曝』だったのか
    2022/04/03 19:57
    チェルノブイリのロシア兵は本当に『被曝』だったのか

    こんばんは。現役救急医です。ロシアのウクライナ侵攻は、ロシアが首都キーウ攻略から手を引き, 2014年以降占領を続けているクリミア・東部(ルガンスク, ドネツク)からの攻撃に重点を置き始めているようです。そんな中、4月1日ごろから気になる情報が出回っています。曰く、ロシア軍は今年2月下旬にチェルノブイリ原発とその周辺地域を占領していましたが、3月31日、同原発から撤退して, ウクライナ側に管理を委ねることにしたそうです。 www.cnn.co.jp また、ロシア軍のチェルノブイリからの撤退に関して、「ロシア軍が原発周辺の最も汚染された地域『赤い森』で塹壕等を掘っていた」, 「そのせいでロシア軍…

  • 痙攣性てんかん重積状態(convulsive status epilepticus)の治療
    2022/03/31 18:07
    痙攣性てんかん重積状態(convulsive status epilepticus)の治療

    みなさんこんばんは。現役救急医です。研修医・医学生向けのものも含め、様々な医学書/参考書には、痙攣の診断/評価や治療に関する記載があります。今日は私の知識整理も兼ねて、UpToDateを参考に、痙攣性てんかん重積状態(convulsive status epilepticus)の治療についてまとめてみます。原因となる疾患/病態や, それらの診断方法の詳細については、色々な参考書に書いてあるので今回は割愛します。 (1) まず、定義について UpToDateによると、全般性痙攣性てんかん重積状態(GCSE; generalized convulsive status epilepticus)の定…

  • 肝シトクロームP450と抗血小板薬
    2022/03/29 22:23
    肝シトクロームP450と抗血小板薬

    みなさんおはようございます。現役救急医です。神経内科・脳外科・循環器内科領域では特に、抗凝固薬のみならず, 抗血小板薬が処方される機会が多いのです。この抗血小板薬には抗血小板薬には様々なものがあり、人によっては十分効果が発揮されない場合もあるようです。今日は、抗血小板薬による脳梗塞再発予防に関連した臨床試験の論文(Wang Y. et al. N Engl J Med. 2021;385:2520-30)を紹介してみます。和訳が雑だったり, 面倒and/or難解なので飛ばしている箇所もあると思いますがご了承下さい。 (1) 背景 急性期脳梗塞ないし一過性脳虚血発作(TIA; transient…

  • inkrich「誰でも」と「簡単」と「更新」を3つ集めて合体させて『inkrich』を作りたいんですよぉ〜
  • 我々はいつ『規制解除』ができるのか
    2022/03/23 10:42
    我々はいつ『規制解除』ができるのか

    みなさんこんにちは。現役救急医です。これまで私はCOVID-19に対する国策等について持論を展開し、最近では自ら感じた第6波の影響について綴った上で, それを通して感じたこと・世間に要望したいことを記していたと思います。但し、ずーっと愚痴っていても仕方ないので、「ではどのような条件を満たせば、規制を現状よりだいぶ緩くできるのか(≒規制解除のレベルが上がるのか)」について自分なりに考察してみようと思います。 (1) 意思決定を左右しうる要素 これまで度々問題となってきたのが日本国内のSARS-CoV-2感染者数の推移でしたが、それに加えて、日本国内のコロナワクチン接種率も無視できない要素です。首…

  • 低マグネシウム血症の治療
    2022/03/22 18:28
    低マグネシウム血症の治療

    みなさんこんにちは。現役救急医です。先日に引き続き、マニアックな(?)電解質異常の治療について、UpToDateを参考にまとめてみようと思います。今回は、低マグネシウム(Mg)血症についてまとめてみました。 (1) 低Mg血症の原因と症状 ① 症状 低Mg血症の症状は主に以下の4つです。 神経筋症状: 振戦, テタニー, 筋力低下, 痙攣, せん妄, 昏睡など 循環器症状: 心電図上、軽症例ではQRS延長・T波増高。重症例ではPR間隔延長・T波平坦化・心室性不整脈。 カルシウム(Ca)代謝異常: 低Ca血症, 副甲状腺機能低下症など 低カリウム(K)血症 ② 原因 主な原因は、1) 消化管から…

  • 低リン血症の治療
    2022/03/21 16:55
    低リン血症の治療

    みなさんこんにちは。現役救急医です。先日も少し述べましたが、電解質異常の補正はどの診療科でも直面しうる問題であり, 色々な参考書で原因検索や治療について述べられています。そこで今回は、それらの参考書で(あくまで私の印象論ですが)治療法の詳細が載っていない電解質異常について、UpToDateを基にしてまとめてみようと思います。とりあえず今回は低リン血症についてやります。 (1) 低リン血症の評価 低リン血症の原因には、1) 体内での再分布(e.g. インスリン分泌過剰, 急性の呼吸性アルカローシスなど), 2) 消化管での吸収低下(e.g. 摂取不足, 制酸薬等による吸収抑制, ビタミンD欠乏な…

  • 田舎の2次病院のダメなとこ
    2022/03/20 11:52
    田舎の2次病院のダメなとこ

    みなさんこんにちは。現役救急医です。私は今、田舎の2次救急病院に勤務中ですが、今回はそんな環境で感じた「何これ!?ダメじゃね!?!?」と思ったことを列挙して自分の感情を整理しようと思います。どうか最後までお付き合い下さいませ。 (1) 早く知りたい検査項目が外注 私が担当する患者には様々な背景を持つ人がおり、罹患した疾病(もしくは外傷)も, 年齢・性別も, 入院前の生活背景も, 既往歴も多様です。その患者の病態・背景に合わせて診断と治療を進める上で重要になるのが、現病歴・主訴・身体所見やバイタル(血圧, 脈拍, 呼吸数, 意識状態など)だけでなく, 検査結果です。例えば、カリウム等の電解質は極…

  • 【第116回医師国試合格おめでとう】初期研修2年間にやっといた方がいいこと
    2022/03/17 17:07
    【第116回医師国試合格おめでとう】初期研修2年間にやっといた方がいいこと

    みなさんこんばんは。現役救急医です。3月16日は第116回医師国家試験の合格発表だったようで、午後になってTwitter上へ「受かった!」と言う報告が続々流れてきました。 改めて申し上げます。本当におめでとうございます。 卒後, 或いは 初期研修終了後にどの進路を選ぶにせよ、これはほんの始まりに過ぎません。そこで今回は、「初期研修医課程でこれをやっといて良かった!」, もしくは「これをやっておくべきだった!」というものを思いつく限り列挙していきます。是非ご参考にして下さい。 (1) 症例レポートはさっさと済ませよう 卒後間もない私は今と比べると、提出物等の期限に非常に敏感でした。初期研修医は指…

  • 急性腎傷害への腎代替療法に関するreview Part 2
    2022/03/16 21:19
    急性腎傷害への腎代替療法に関するreview Part 2

    こんばんは。現役救急医です。今日は前回に引き続き、NEJMへ掲載された急性腎傷害(AKI)への腎代替療法に関するreviewの紹介第2部をやります。 (4) 腎代替療法の開始時期・適応や治療内容について ① 開始時期・適応 Table 2: 腎代替療法の適応 重症患者への腎代替療法の適応をTable 2に示す。体液過剰("volume overload")の回避, ないし 治療は、腎代替療法の早期開始の適応としてよくリストアップされている。観察研究では、AKI患者における体液貯留("fluid accumulation")の程度と死亡率の間の強い相関関係が示されている; しかし、循環動態の負荷…

  • 急性腎傷害への腎代替療法に関するreview Part 1
    2022/03/14 17:49
    急性腎傷害への腎代替療法に関するreview Part 1

    こんばんは。現役救急医です。今日は、2022年3/10に発表された血液透析等に関するreviewを紹介してみます(Gaudry S. et al. 'Extracorporeal Kidney-Replacement Therapy for Acute Kideny Injury. N Engl J Me. 2022;386:964-75)。和訳してまとめてetc.とやっていたら、すげー長文になりそうなので、2部に分けて書きます。 (1) 導入 急性腎傷害(AKI; acute kidney injury)とは急激な腎機能の低下を指し, 糸球体濾過率によって評価する。系球体濾過率を直接評価する…

  • いち医療従事者として、世間の皆様にお願いしたいこと
    2022/03/11 13:01
    いち医療従事者として、世間の皆様にお願いしたいこと

    みなさんこんにちは。現役救急医のカ医ロ・レンです。今日は医療関係以外のお仕事に就いておられる皆さんへ、お願いしたいことがあってブログを書いています。私のブログやYouTubeチャンネルを始めて見られた方も居ると思うので改めて自己紹介しますと、私はだいたい2010年代に地方の国公立大学医学部医学科を卒業し, 昨年(2021年)秋に救急専門医を取ったばかりの医師です。大学病院救命センターに勤務していた時期もありますが、現在は大学医局の人事により、田舎の2次病院で働いております。ブログは2018年から, YouTubeチャンネルは2020年からマイペースに更新し、自分の勉強も兼ねて医学的なことや, …

  • 米国の12~20歳における小児他系統炎症症候群の症例に関する研究
    2022/03/10 12:28
    米国の12~20歳における小児他系統炎症症候群の症例に関する研究

    こんばんは。現役救急医です。COVID-19に罹患後の小児でたまに『小児他系統炎症症候群(MIS-C; multisystem inflammatory syndrome in children)』を来すことがあるのですが、コロナワクチン接種後のMIC-C症例に関する論文(Yousaf AR, Taylor AW. et al. Lancet Child Adolesc Health. 2022. https://doi.org/10.1016/S2352-4642(22)00028-1 )をざっと紹介してみます。 (1) 導入 MIS-CはSARS-CoV-2(新型コロナウイルス)感染の2~…

  • 心が晴れない。
    2022/03/08 19:09
    心が晴れない。

    こんばんは。現役救急医です。先日も少しばかりブログやYouTubeでも吐露しましたが、職場の同僚数名がSARS-CoV-2に感染してしまいました。幸い皆既にブースター接種を済ませており、症状が進行して入院するようなこともなく経過して復帰しています。しかし皆口々に、 「まだ倦怠感がある」 「味覚が鈍くなって、レモンや炭酸すら刺激を感じにくい」 「嗅覚が鈍くなった」 「まだ咳が出ている」 と訴えているのです。COVID-19が重症度に関わらず、抑うつ, 咳嗽遷延, 味覚障害, 嗅覚障害, 認知機能低下等様々な後遺症を来しうることは、各種メディアで報道されていることもあり、読者の皆様もご存知であると…

  • NEJMに載っていた類鼻疽アウトブレイクの話
    2022/03/07 17:27
    NEJMに載っていた類鼻疽アウトブレイクの話

    こんばんは。現役救急医です。New England Journal of Medicineから配信されているメールを見ていたら、興味深い報告が載っていました。米国で類鼻疽が複数発生した事例の報告です(Gee JE, Bower WA. et al., N Engl J Med. 2022;386:861-8)。 (1) 導入 類鼻疽(melioidsis)はBurkholderia pseudomalleiの感染で起こり、B. pseudomalleiは熱帯・亜熱帯地域の土壌や水中に生息している。吸入, (経口)摂取, または 経皮的に人へ感染する。類鼻疽の症状は、発熱を伴わない皮膚膿瘍, 肺…

  • 僕のコーヒーの飲み方
    2022/03/06 12:28
    僕のコーヒーの飲み方

    高次脳機能障害を抱き脳の多くの薬を朝・昼・夕に飲んでますがコーヒーは1日に3杯飲んでます。コーヒーにはカフェインが含まれているので時間を空け配慮してます。コーヒーは毎日適量飲むことで特定の病を防ぐ効果もあるそうで写真ブログにしました。

  • NOAC内服中の人にt-PAを投与しても大丈夫なのか
    2022/03/05 18:55
    NOAC内服中の人にt-PAを投与しても大丈夫なのか

    こんばんは。今日は面白そうな脳卒中関連の論文を発見してしまいました。米国で、脳梗塞患者の経過を追ったデータベースを解析し, NOACs(Non-vitamin K antagonist oral anticoagulants)を内服中なのに脳梗塞を発症した患者の経過などを追跡したものです(Kam W, Holmes DH. et al. JAMA. doi: 10.1001/jama.2022.0948)。 (1) 背景など NOACsは血栓塞栓イベントを予防する効果が高いものの、NOACs内服中の患者でも毎年約1~2%が脳梗塞を発症する。t-PAは急性期脳梗塞への内科的再灌流療法の標準である…

  • しつこいパンデミックについての思いをひたすら綴る。
    2022/03/04 21:27
    しつこいパンデミックについての思いをひたすら綴る。

    こんばんは。現役救急医です。先日、COVID-19の第6波の影響が私の同僚にまで及んでしまったことについて思ったことをブログに綴りましたが、YouTubeにも動画にして上げることにしました。 youtu.be 2019年末に中国で発生し、瞬く間に世界に広がったSARS-CoV-2は依然、世界中の人々の健康や生活, 精神に負の影響を与え続けています。せっかく開発されたコロナワクチンも、国によっては十分に行き渡らなかったり, 2回接種を終えても数ヶ月経過したら、SARS-CoV-2感染に対する有効性が低下してしまったり(重症化に対する有効性は維持)とまだ先が見えない状態です。先進国の中には規制緩和…

  • 第6波を通して感じたこと。
    2022/03/03 17:14
    第6波を通して感じたこと。

    みなさんこんばんは。現役救急医のカ医ロ・レンです。今日は久々に?私の近況も交えて、このCOVID-19第6波や, 政府の政策などに対して私が抱いている思いを暴露しようと思います。 私は地方の2次病院勤務ですが、この第6波の影響は患者数増加だけに留まりませんでした。病棟や外来のスタッフの中には、幼稚園〜高校くらいまでのお子さんが居たり, 非医療系の職業に就いているパートナーと同居している人も少なからず居ます。既にメディア等でも話題になっているように、コロナワクチン2回目接種から半年以上経過すると、重症化抑制効果は維持されるものの, 新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)感染に対する効果は減少…

  • ウクライナ情勢に関する雑感など。
    2022/02/28 20:23
    ウクライナ情勢に関する雑感など。

    こんばんは。現役救急医です。今日は一応病院に出勤中ですが、COVID-19第6波の影響をまた体感し, 人様の健康や生命を預かっているという事実を再認識し, また国内外の陰鬱となるようなニュースを思い出して心が乱れつつあります。心の整理を付けたいので、ブログを書いています。 2/27夜9時からNHK Gで放映されていたNHKスペシャルを私は視聴し、ウクライナ情勢に関するこれまでの経緯や識者の解説を聞き、色々と私なりに考えていました。その番組曰く(私の記憶なので不鮮明な部分がある可能性をご了承下さい)、ウクライナのゼレンスキー大統領に関してロシア国営放送等は「既にウクライナから脱出した」などと言う…

  • ちょっとだけメンタルが回復したかも知れない
    2022/02/27 17:19
    ちょっとだけメンタルが回復したかも知れない

    こんばんは。現役救急医です。金曜日、どうしようもなく気分が落ち込んでいました。一旦、COVID-19だの, ウクライナとロシアの戦争だのといった陰鬱な話題しか提供しないTVや新聞, Twitter等SNSを全て無視しました。幸い、土日は仕事が元々休みの予定だったので、買い物の為の少しの外出時以外、ずっと家で寝そべってYouTubeで怖い話をまとめた動画を眺めたり, COVID-19以外の話題の英語論文を読んでみたり, 少し教科書を読んだりとぼんやり過ごしました。あと、高校時代からの唯一の友人に久々に連絡を取って、普段周囲に漏らせていなかった愚痴を聞いてもらいました。 そうやってメンタルはある程…

  • 心停止後の脳波変化の治療について
    2022/02/26 19:11
    心停止後の脳波変化の治療について

    こんばんは。現役救急医です。この領域にいると、心停止への蘇生処置後に自己心拍が再開した患者の診療に携わる機会が多いです。特に救命センターでは、脳波を計測して中枢神経予後判定に活かすということもあります。今日は、関連する話題で書かれた論文をざっくり紹介しようと思います(Ruijter B.J, Keijzer H.M. et al. 'Treating Rhythmic and Periodic EEG Patterns in Comatose Survivors of Cardiac Arrest.' N Engl J Med 2022;386:724-34)。 (1) 背景 律動的・周期的脳…

  • 【ウクライナ侵攻とCOVID-19】もう末法の世なのでしょうか
    2022/02/25 21:09
    【ウクライナ侵攻とCOVID-19】もう末法の世なのでしょうか

    こんばんは。現役救急医です。昨日まで、ウクライナ情勢に関してブログやらTwitterやらでキレ散らかしていましたが…正直なところそろそろ精神的に参りそうです。 news.yahoo.co.jp ライブ - Yahoo!ニュース あまり詳細は言えません(身バレ防止+守秘義務のため)が、私の勤務している病院がある地域にも、このCOVID-19第6波の影響が一気に押し寄せたような状況になってきました。報道とか, Twitterで見かけた医療従事者らの呟きで何となく「日本の状況は非常にまずいね」と分かっていたつもりなのですが…目の前に押し寄せたら、やはり心理的に受け入れることが難しいです。パンデミック…

  • 【恥を知れプーチン】マレーシア航空17便撃墜事件を覚えていますか
    2022/02/24 17:20
    【恥を知れプーチン】マレーシア航空17便撃墜事件を覚えていますか

    こんにちは。現役救急医です。ウクライナ情勢が遂に『最後の一線』を超えてしまったようです。本日(2022年2月24日)、ロシア軍がウクライナ領内へ侵攻作戦を開始。首都キエフにも空爆・砲撃等が加えられているとのことです。ウラジーミル・プーチンは、国際社会の非難の声や牽制を無視し, ウクライナ国民の主権と領土を平然と蹂躙し始めました。私とて、怒りを禁じ得ません。 news.yahoo.co.jp news.yahoo.co.jp これを言ったら各方面から反感を買いそうですが、中国戦線を拡大させて中華民国政府との対話チャンネルを遮断し, 日独伊三国同盟や仏印進駐に踏み切った末に、真珠湾攻撃・マレー半島…

  • これ以上ウラジーミル・プーチンの暴虐を許すな
    2022/02/22 21:36
    これ以上ウラジーミル・プーチンの暴虐を許すな

    こんばんは。現役救急医です。以前このブログで触れたウクライナ-ロシア間の緊張・紛争状態ですが、またもロシア側が挑戦的な行動に出ました。 voiceofer.hatenablog.com 2014年初頭のウクライナでの政権交代やロシアによるクリミア併合に『便乗』(?)して決起し、独立を宣言していたウクライナ東部の『ドネツク人民共和国』, 『ルガンスク人民共和国』について、ロシア政府は独立を正式承認するという大統領令を出したのです。 www.afpbb.com 角が立ちそうな言い回しですが、アジア太平洋戦争(『大東亜戦争』と呼ばれることもあり)の時期に関東軍・日本国が樹立した傀儡国家『満州国』のデ…

  • COVID-19により肺移植した患者の予後
    2022/02/20 15:44
    COVID-19により肺移植した患者の予後

    こんにちは。現役救急医です。新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)感染症(COVID-19とも呼ぶ)は様々な合併症や後遺症を来しますが、今日は「重症COVID-19患者へ肺移植をしました」という米国の報告を紹介してみます(2022年1/27発表, doi: 10.1001/jama.2022.0204)。 (1) この研究の背景など COVID-19患者の6~10%は急性呼吸窮迫症候群(ARDS; acute respiratory distress syndrom)へ進行し, 人工呼吸器管理が必要となる。COVID-19は重篤かつ不可逆的な肺間質傷害を起こすこともある。 肺移植は、重症・…

  • 不活化ワクチン2回接種済の人へmRNAワクチンでブースター
    2022/02/19 19:13
    不活化ワクチン2回接種済の人へmRNAワクチンでブースター

    こんばんは。現役救急医です。日本では採用されていませんが、世界中の多くの国では、中国企業'Sinopharm'製のコロナワクチン'CoronaVac'を採用しています。CoronaVacも、mRNAワクチン(ファイザー社製, モデルナ社製)・アデノウイルスベクターワクチン(アストラゼネカ社製など)と同じく2回接種が基本ですが、最近このワクチン2回接種を完了した人へのブースター接種に関する論文を見つけたので紹介してみます(Cerqueira-Silva T et al. Vaccine effectiveness of heterologous CoronaVac plus BNT162b2 i…

  • 毒蛇咬傷に関するreview Part 2
    2022/02/13 11:50
    毒蛇咬傷に関するreview Part 2

    こんにちは。現役救急医です。今日は前回に引き続き、NEJMヘ1/6に掲載された毒蛇咬傷に関するreview記事の内容を紹介します。前回(下のリンクから閲覧可能)では疫学・病態生理・症状や診断について書いていましたが、今回は治療に関する話です。 voiceofer.hatenablog.com (1) 病院前治療 毒蛇に噛まれた後の優先事項は、 蛇から逃げる。もし可能なら蛇の種類を特定する。 心臓に対して中立な位置を避けつつ("with a default of heart-neutral position")、噛まれた部位を緩く固定する。 浮腫が発生する前に装飾具などを外す。 医療機関への搬送…

  • 毒蛇咬傷に関するreview Part 1
    2022/02/12 22:39
    毒蛇咬傷に関するreview Part 1

    こんばんは。現役救急医です。今日は、今年1/6にNew England Journal of Medicineへ掲載された毒蛇咬傷に関するreviewを紹介してみようと思います(Seifet SA, Armitage JO. et al., N Engl J Med. 2022;386:68-78)。長文になるので、Part 1とPart 2に分けて綴っていこうと思います。 (1) 導入 毒蛇咬傷は2009年に、WHOにより『顧みられない熱帯病("neglected tropical disease")』として認識され, 2017年には『顧みられない熱帯病』Category Aに格上げされた。…

  • 虚血病変が大きい急性期脳梗塞への血管内治療
    2022/02/11 21:05
    虚血病変が大きい急性期脳梗塞への血管内治療

    こんばんは。現役救急医です。今日は日本から発表された論文を紹介してみます。筆者は兵庫医科大学の先生方で、論文自体は2022年2/9に発表されています(Yoshimura S, Sakai N. et al. 'Endovascular Therapy for Acute Stroke with a Large Ishcemic Region.' DOI: 10.1056/NEJMoa2118191)。 (1) 背景 現在、急性期脳梗塞に対する血管内治療の適応に関するコンセンサスは、以下の2点である。 中大脳動脈の主幹('M1 segment'と呼称, 近位部) , 或いは 内頸動脈 の閉塞 頭…

  • 欧州におけるオミクロン株の振る舞い
    2022/02/10 17:19
    欧州におけるオミクロン株の振る舞い

    こんばんは。現役救急医です。今日は、オミクロン株に関する文献を新たに2個見つけたので、ちょっと紹介してみます。和訳が雑だったり, 割愛している部分があったりしますが、どうかご了承ください。 (1) オランダの2021年11月〜今年1月中旬のデータ(Eggink D, Andeweg SP. et al., Euro Surveill. 2022; 27(4):pii=2101196.) ① 目的や方法などについて 未接種でSARS-CoV-2感染既往が無い人, コロナワクチン2回接種が完了した人, ないし 感染既往がある人において、デルタ株(B.1.617.2)とオミクロン株(B.1.1.52…

  • COVID-19に合併したムーコル症のReview
    2022/02/06 11:42
    COVID-19に合併したムーコル症のReview

    こんにちは。現役救急医です。今日はLancet Microbiologyへ今年1/25に発表された、COVID-19に合併したムーコル症(真菌感染症の一種)に関するreviewを紹介してみようと思います(https://doi.org/10.1016/S2666-5247(21)00237-8 )。 (1) 背景 COVID-19が重症化した患者へのステロイド投与は死亡率を下げるものの、2次性の真菌感染症の素因となる可能性もある。COVID-19の2次感染症では当初肺アスペルギルス症が注目されていたが、カンジダ, フザリウム感染症(fusariosis), ムーコル症といった他の真菌感染症が十…

  • 南アフリカからの報告 − オミクロン株の重症度など −
    2022/01/30 10:11
    南アフリカからの報告 − オミクロン株の重症度など −

    こんばんは。現役救急医です。昨年末から世界を騒がせているSARS-CoV-2オミクロン株ですが、最初に発見を報告した南アフリカから、臨床経過等に関する報告が出たそです。2022年1/19にLancetへ公表されました(Wolter N, Jassat W. et al., Lancet 2022; 339: 437-46)。それに書かれていることをざっくり紹介してみようかと思います。 (1) 背景 ① オミクロン株の発見について 2021年11/24に、南アフリカゲノムサーベイランス(NGS-SA; the Network for Genomic Surveillance in South A…

  • 視点を切り替え、前を向く - 埼玉県医師殺害事件で私の思ったこと 其の二 -
    2022/01/29 17:17
    視点を切り替え、前を向く - 埼玉県医師殺害事件で私の思ったこと 其の二 -

    こんばんは。現役救急医です。昨日同様、今日も埼玉県の訪問診療医殺害事件について思ったことを綴っていきたいと思います。Twitter上では、医療従事者の様々な感情・意見が飛び交っていました。皆相当な衝撃を受けていることは一目瞭然で、なんというか、負の感情が渦巻いています。私も当初、「こんな奴、どうせまた『死刑になってもいい』と言い出すんだろ?こんな奴に毎回死刑判決を出さねばならないなんて、そろそろ司法制度も見直す頃では?」なんて思っていました。 www.asahi.com 立てこもり11時間、投げ入れられた閃光弾 事件前日には怒鳴り声:朝日新聞デジタル しかし、Twitter上で空き時間に他の医…

  • ただただ痛ましい - 埼玉県の医師殺害・立てこもり事件の報道で思ったこと -
    2022/01/28 15:21
    ただただ痛ましい - 埼玉県の医師殺害・立てこもり事件の報道で思ったこと -

    2022年1/28午前、衝撃的なニュースが日本中を駆け巡りました。40歳代の男が、猟銃を持って, 訪問診療の医師を人質に自宅に立て篭ったというのです。しかも、医師に同伴していた看護師・介護士も銃で撃たれて負傷していたとのこと。警察が出動し事態解決に努めましたが、残念ながら医師は亡くなられたとのことです。本当に、本当に残念です。ご冥福をお祈りします。 【続報】“猟銃”立てこもり事件 人質の医師が死亡 容疑者は66歳の男 埼玉・ふじみ野市(FNNプライムオンライン) - Yahoo!ニュース 報道曰く「容疑者の母親が最近死亡した」・「医師・看護師・介護士は容疑者宅へ弔問に訪れていた」そうです。SN…

  • スコットランドの妊婦におけるSARS-CoV-2感染とコロナワクチン接種
    2022/01/23 17:29
    スコットランドの妊婦におけるSARS-CoV-2感染とコロナワクチン接種

    こんばんは、現役救急医です。YouTube動画のネタにしたいことが思い浮かばない(全くない訳ではないが、構成を考えたり, 編集するのが面倒臭い)のでブログ更新します。この記事の題名通り、興味深い論文を発見しました。2022年1/13にNature Medicneへ発表された論文です(https://doi.org/10.1038/s41591-021-01666-2 )。 (1) 背景 非妊娠女性と比較して、妊婦はSARS-CoV-2感染により高い感受性を有しているように見えないが、COVID-19が重症化するリスクは高い。妊婦はコロナワクチンの市販前臨床試験から除外された。その結果、各国でワ…

  • 英国でのブースター接種の効果
    2022/01/22 21:07
    英国でのブースター接種の効果

    こんばんは。現役救急医です。COVID-19の患者数増大が止まりませんね。そんなご時世だからこそ、コロナワクチン接種 − 特にブースター接種に関するデータを紹介してみようと思います。今回参考にしたのはNature Medicineに今年1/14に発表されたもの(Andrews, Y. et al. Effectiveness of COVID-19 booster vaccines against covid-19 related symptoms, hospitalizasion and death in England. Nature Medicine https://doi.org/10…

  • 思春期における重症COVID-19に対するファイザー製コロナワクチンの効果
    2022/01/16 16:13
    思春期における重症COVID-19に対するファイザー製コロナワクチンの効果

    こんばんは。現役救急医です。ファイザー製mRNAワクチンの効果について、興味深い論文を最近発見しました。今年1/12にNew England Jornal of Medicineに掲載された"Effectiveness of BNT162b2 Vaccine against Critical Covid-19 in Adolescent."(Olson S.M., Newhams M.M. et al., DOI: 10.1056/NEJMoa2117995)です。12~18歳における同ワクチンの効果を検証したものです。 (1) 背景と研究の目的 米国では2021年5月に、食品医薬品局(Foo…

  • 交通事故を起こした運転手の大麻成分血中濃度に関する研究
    2022/01/15 12:51
    交通事故を起こした運転手の大麻成分血中濃度に関する研究

    こんにちは。現役救急医です。New England Journal of Medicineからのメルマガをチェックしていたら、非常に興味深い論文を見つけました。カナダで大麻合法化後に、交通事故を起こした運転手における大麻成分血中濃度を解析した研究です(N Engl J Med. 2022;386:148-56)。 (1) Introduction ① 大麻の運転に与える影響など 大麻の使用は、認知機能障害・精神運動障害と関連しており, 特にtetrahydrocannabinol(THC; 大麻の主要な精神活性成分)の濃度が高いほど交通事故のリスクが上がると示すevidenceもある。大麻合法…

  • オミクロン株に関する文献まとめ
    2022/01/09 19:18
    オミクロン株に関する文献まとめ

    みなさんこんばんは。現役救急医です。今日は、最近話題のオミクロン株について自分なりに調べて、文献を3つ発見したのでそれを紹介してみます。 (1) 南アフリカからの入院患者に関する報告(Maslo C., Friedlamd R. et al., JAMA, 2021年12月30日発表, DOI: 10.1001/jama.2021.24868) 南アフリカでは、これまで3回COVID-19の感染拡大が起きている。 第1波: 2020年6~8月。従来型SARS-CoV-2による。 第2波: 同年11~翌年1月。ベータ株による。 第3波: 2021年5~9月。デルタ株による。 2021年11月15…

  • 「◯◯が担当大臣/首相だったから…」は本当ですか?
    2022/01/08 10:33
    「◯◯が担当大臣/首相だったから…」は本当ですか?

    皆さんこんにちは。現役救急医です。SARS-CoV-2感染者数がまた急増し、一部地域では蔓延防止措置が適用されました。 news.yahoo.co.jp 「まん延防止等重点措置」広島・山口・沖縄への適用を正式決定 約3カ月ぶり 9日から31日まで(ABEMA TIMES) - Yahoo!ニュース そんな中で、医療従事者の間では「11歳以下へのコロナワクチン接種を前倒しすべきだったのでは」, 「ブースター接種を前倒ししておけばよかったのに」という意見が見られ, また「ワクチン担当大臣が河野太郎氏だったら良かったのに」などと言う意見も聞かれたことは、前回のブログ記事で述べた通りです。 そういえば…

  • また感染者数が増えていますが
    2022/01/06 08:24
    また感染者数が増えていますが

    こんばんは。現役救急医です。ワクチン接種拡大により落ち着いていたSARS-CoV-2感染者数が、最近また増え始めています。東京では300名以上で感染が確認され、沖縄に至っては早くも第6波が来たとすら言われています。 【速報】東京都で新たに390人感染 前日(151人)から倍以上、先週水曜日(76人)から約5倍増(TBS系(JNN)) - Yahoo!ニュース 年明け5日で1000人超え 沖縄新たに623人感染(沖縄テレビOTV) - Yahoo!ニュース 以前このブログで触れた通り、mRNAワクチン(やベクターワクチン)の2回目接種から6ヶ月以上経過すると、SARS-CoV-2感染に対する有効…

  • 2021年、私のYouTubeチャンネルの総括
    2021/12/30 20:19
    2021年、私のYouTubeチャンネルの総括

    こんばんは。現役救急医です。早いもので2021年もあと2日足らずです。今年もCOVID-19パンデミックに振り回され、その傍では呑気に五輪などやり、ようやくワクチン接種が拡大し落ち着いたと思った矢先に、新規の懸念すべき変異株オミクロンの出現です。ここまでCOVID-19に出しゃばられると、総理大臣の交代や, その他の事件も霞んで見えてしまうのは私の不見識なのでしょうか? そんな1年間でしたが、私個人としては救急専門医試験合格以外にこれといった目新しい, おめでたいニュースはありませんでした。ですがそんな中でも、自分の1年間を曲がりなりにも振り返りたいと思い、2021年初頭〜現在に至るまでの私の…

  • モルヌピラビルの臨床試験
    2021/12/29 22:28
    モルヌピラビルの臨床試験

    こんばんは。現役救急医です。去る12/24に、日本でもCOVID-19の新規内服薬『モルヌピラビル』(ラゲブリオ®︎)が承認されました。 「モルヌピラビル」 新型コロナの飲み薬として正式に承認 | 新型コロナウイルス | NHKニュース 飲み薬「モルヌピラビル」を国内初投与…全国5000か所以上で使用登録 : 医療・健康 : ニュース : 読売新聞オンライン 今年12/16にNew England Journal of Medicineに、同薬剤の臨床試験の結果が掲載されていたようなので、今回はそれを紹介してみます(DOI: 10.1056/NEJMoa2116044)。重要そうな部分だけ抜粋…

  • Novavax社製コロナワクチンの有効性と安全性について
    2021/12/26 17:46
    Novavax社製コロナワクチンの有効性と安全性について

    こんにちは。現役救急医です。今日は、2021年12/15にNew England Journalに掲載されたコロナワクチンに関する論文"Efficacy and Safety of NVX-CoV2373 in Adults in the United States and Mexico"(Dunckle L.M., Kotloff K.L. et al.; DOI: 10.1056/NEJMoa2116185)を紹介してみます。 (1) Introduction NVX-CoV2373(Novavax製)は、完全長・安定化・prefusionの組換えスパイクタンパク(Wuhan-Hu-1配列…

  • YouTubeチャンネルを更新しました。
    2021/12/23 20:54
    YouTubeチャンネルを更新しました。

    こんばんは。現役救急医です。最近またブログ(とYouTube)の更新が止まりがちです。仕事が忙しいのはもちろんのこと, ネタもすぐには浮かばないし, 詳細は言えませんがプライベートとキャリアの両立に関する悩みがここ最近益々増えてしまい、気分的にpositiveな方向に行けませんでした。 ですが最近、Twitter上で何やら医学部医学科入試の『地域枠』に関して、特に医療従事者がガヤガヤと騒がしかったので、私も少々思うことがあり、遂にブログとYouTubeの更新を決意した訳です。 youtu.be 今の日本の医療には、急性期病院の集約化, 負担が大きく、なり手も少ない部署・診療科の待遇の見直し, …

  • 肺血栓塞栓症除外アルゴリズムに関する研究
    2021/12/15 22:16
    肺血栓塞栓症除外アルゴリズムに関する研究

    こんばんは。現役救急医です。今日はJAMAというジャーナルに12/7に発表された論文(Freund Y., Chauvin A. et al. JAMA. 2021;326(21):2141-2149)を紹介してみます。特に統計学的な話がややこしかったので、省略したり雑に訳していたりする部分もありますがご了承下さい。 (1) Introduction 肺塞栓症(PE; pulmonary embolism)が疑われる患者への診断アルゴリズムは依然議論の対象である。従来のアルゴリズムでは、検査前確率, D-dimer値, 閾値を超えるD-dimer値の患者での肺血管造影CT(CTPA; comp…

  • インドでのアストラゼネカ製コロナワクチンの有効性
    2021/12/12 19:21
    インドでのアストラゼネカ製コロナワクチンの有効性

    こんばんは。現役救急医です。今日は久々に論文を紹介してみます。Lancet Infectious Diseaseというジャーナルへ2021年11/25に発表された論文"Effectiveness of ChAdOx1 nCoV-19 vaccine against SARS-CoV-2 infection during the delta variant surge in India: a test-negative, case control study and a mechanisitic study of post-vaccination immune responses."(Thiru…

  • 【衝撃的事実】『日本版CDC』創設は2009年時点で構想が存在していた
    2021/12/07 09:33
    【衝撃的事実】『日本版CDC』創設は2009年時点で構想が存在していた

    こんばんは。現役救急医です。私が去る11/21~23の間、第49回日本救急医学会総会に参加していたことは以前述べた通りですが、実はこの学会の講演, ないし セッションで非常に興味深い話がありました。 学会最終日の11/23午前中に、川崎市健康安全研究所所長で政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会委員でもある岡部信彦先生による講演がありました。その講演で私は、感染症法は1999年に初版(?)が発効したことを初めて知りました。しかし最も印象的であったことは、2003年に発生し世界中へ拡大したSARSを受けて感染症対策への国の役割強化が図られたこと, そして2009〜10年にかけてパンデミックとな…

  • 家庭内SARS-CoV-2伝染に対するコロナワクチンの影響
    2021/11/25 21:22
    家庭内SARS-CoV-2伝染に対するコロナワクチンの影響

    みなさんこんばんは。現役救急医です。日本では最近、コロナワクチン接種率が7割を超え、感染者数が落ち着いています。但し、ワクチンを接種したからといって感染を100%防げる訳ではないし, 感染した以上、周囲を感染させる可能性もある訳です。今回は、「ワクチン接種後に感染した人は、周囲へどれくらいSARS-CoV-2をうつすのか?」というトピックの論文をたまたま発見したので紹介してみます。元ネタは、今年11/4に"Eurosurveillance"というジャーナルに掲載されたオランダの論文(https://doi.org/10.2807/1560-7917.ES.2021.26.44.2100977 …

  • コロナワクチンと季節性インフルエンザワクチン同時接種
    2021/11/24 22:50
    コロナワクチンと季節性インフルエンザワクチン同時接種

    こんばんは。現役救急医です。今日はお題にあるように、コロナワクチンとインフルエンザワクチンの同時接種の安全性等を評価した臨床試験の論文を見つけたので、紹介してみます(https://doi.org/10.1016/S0140-6736(21)02329-1 )。 (1) Introduction 現在国際的なガイドラインでは、コロナワクチン接種とインフルエンザワクチン接種の期日は14日間隔を空けるよう推奨されている。コロナワクチン・インフルワクチン同時接種が安全かどうか, そして 同時接種が反応性率("reactogenicity rate")を上昇させるかどうか検証する必要がある。 そこで、…

  • 第49回日本救急医学会総会に行ってきた。
    2021/11/23 20:20
    第49回日本救急医学会総会に行ってきた。

    こんばんは。現役救急医です。Twitter&YouTubeのフォロワーさんは既にご存知かと思いますが、11/21~23(今日)まで、東京で開催されていた第49回日本救急医学会総会・学術総会に行っていました。COVID-19パンデミックにより、2020年初頭以来、医療系の学術総会も軒並み影響を受けてオンライン開催が主体になっていました。私が最後に学会へ現地参加したのは2019年10~11月頃(10月の救急医学会は東京で開催, 11月の某外科系の学会は西日本での開催だった)ので、実に2年ぶりの県外への旅行, かつ 東京への出張だった訳です。 そこで今回は、約2年ぶりに東京へ出た田舎住民の感想を挙げ…

  • インドカレーのナンの大きさに驚く
    2021/11/21 12:47
    インドカレーのナンの大きさに驚く

    インドカレーの辛くて美味しいのを味わうためインドカレーの専門店でカレーとナンのセットの約40センチ以上あるナンの大きさに驚き、写真ブログとしました。

  • 脳梗塞急患への画像検査の選択
    2021/11/18 22:01
    脳梗塞急患への画像検査の選択

    こんばんは。現役救急医です。今日は専門ジャーナル"JAMA Neurology"に今年11/8に発表された論文(doi: 10.1001/jamaneurol.2021.4082)を紹介してみます。所々意訳とか、割愛したりした部分があるのであらかじめご了承下さい。 (1) Introduction "DAWN", 及び "DEFUSE3"という臨床試験2件は、症状出現(最終健常目撃時間["time last seen well"; TLSW]と呼ぶ)から6~24時間以内に来院した大血管閉塞による脳梗塞患者への治療を転換させ、こうした遅い時間枠("extended time window")にお…

  • モデルナ製(とファイザー製)ワクチンのデルタ株に対する有効性
    2021/11/14 19:15
    モデルナ製(とファイザー製)ワクチンのデルタ株に対する有効性

    こんばんは。現役救急医です。今日は2021/11/2にNature Medicineというジャーナルに発表された、モデルナ製及びファイザー製コロナワクチンの有効性に関する論文(https://doi.org/10.1038/s41591-021-01583-4 )を紹介してみます。 (1) Intruduction 2021年初頭の段階で、カタール国内ではアルファ株(B.1.1.7)による感染拡大とベータ株(B.1.351)による感染拡大が立て続けに起こっていた。同年3月末にはデルタ株(B.1.617.2)が初めてカタールで検出された。SARS-CoV-2感染者数増加に伴ってデルタ株の検出も増…

  • Johnson & Johnson製コロナワクチン有効性の解析
    2021/11/08 20:52
    Johnson & Johnson製コロナワクチン有効性の解析

    こんばんは。現役救急医です。今回は、日本で採用されていないコロナワクチンに関する論文を発見したので、それを紹介します。今回の参考文献は、2021年11/2に発表された"Analysis of the Effectiveness of the Ad26.COV2.S Adenociral Vector Vaccine for Preventing COVID-19. "(Corchado-Garcia J., Zemmour D. et al. JAMA Network Open. 2021;4(11):e2132540)です。 (1) Introduction Ad26.COV2.Sコロナワク…

  • イスラエルでのコロナワクチン3回目接種
    2021/11/06 17:39
    イスラエルでのコロナワクチン3回目接種

    こんばんは。現役救急医です。コロナワクチンの3回目(ブースター)接種を実施する方針が日本でも固まっていますが、それに関する他国からの報告も増えているようです。今回は、2021年10/29にLancetへ発表された論文(pttps://doi.org/10.1016/S0140-6736(21)02249-2 )を紹介してみます。 (1) Introduction イスラエルは、国民の55%超がBNT162b2 mRNA コロナワクチン2回接種を終えているにも関わらず、感染拡大第5波を経験した。被接種者での感染・入院が増加する原因は、ワクチンによる免疫の減少や, 変異株に対するワクチン有効性低下…

  • 壊死性膵炎へのintervention時期に関する臨床試験
    2021/11/05 07:05
    壊死性膵炎へのintervention時期に関する臨床試験

    こんにちは、現役救急医です。日本救急医学会は日本集中治療医学会と合同で敗血症診療ガイドラインを作成しているのですが、それに少しばかり、急性膵炎の合併症である感染性膵壊死に対する介入時期について言及があります。雑に言うと、「ドレナージ(膿などの排除)は早期に行わないことを推奨し、極力低侵襲にするように」といった感じのことが書いてあったと思います。 今回は、それに関連する話題の論文を紹介してみます(Boxhoorn L., van Dijk S.M. et al. N Engl J Med. 385(15); 1372~81. 2021年10/7発表)。 (1) Introduction 壊死性膵…

  • アルゼンチンにおけるコロナワクチン接種とSARS-CoV-2感染・死亡率
    2021/11/01 17:34
    アルゼンチンにおけるコロナワクチン接種とSARS-CoV-2感染・死亡率

    こんばんは。現役救急医です。実は私事ながら救急専門医試験に合格し、来年1/1から救急専門医になります(日本救急医学会と日本専門医機構へ、合計4万円以上の認定料を期日までに忘れることなく振り込めば)。 今日もまたコロナワクチン関連の文献を紹介してみます。今年10/29に発表されたアルゼンチンの論文(Macchia A, Ferrante D. et al., JAMA Network Open. 2021;4(10):e2130800)です。コロナワクチンを十分量確保できない中所得国の状況が垣間見えて非常に興味深い論文です。 (1) Introduction ランダム化臨床試験は被験者選抜が厳格…

  • デルタ株流行後にCOVID-19患者の重症度は変化したか? − 米国の知見 −
    2021/10/31 18:19
    デルタ株流行後にCOVID-19患者の重症度は変化したか? − 米国の知見 −

    こんばんは。現役救急医です。今日もCOVID-19に関係した論文を紹介してみます。今回の参考文献は、今年10/22に'Morbidity and Mortality Weekly Report(MMWR)'(米国CDC[Centers for Disease Control and Prevention]が発行している専門誌)へ発表されたものです。 2021年6月中旬に、米国ではデルタ株(B.1.671.2)が最も流行しているSARS-CoV-2変異型となった。同年7月までにデルタ株は、米国のSARS-CoV-2新規感染のほぼ全例に関与していた。デルタ株は過去の変異株よりも強い感染力を有してい…

  • 米国の大学におけるSARS-CoV-2感染拡大
    2021/10/31 18:19
    米国の大学におけるSARS-CoV-2感染拡大

    こんばんは。現役救急医です。今日はまたCOVID-19に関する論文の紹介をします。米国CDCが発行するジャーナルに"Emerging Infectious Disease"というものがあるのですが、それの今年11月号に掲載された文献(https://doi.org/10.3201/eid2711.211306 )を紹介してみます。 (1) Introduction 2020年8~12月の間に、米国の高等教育機関では対面授業等を再開したため、高等教育機関でSARS-CoV-2感染例が増加した。 対面授業へ学生が復帰した時に、キャンパス内の寮における集団生活が感染を拡大させ, 地域内でのアウトブレ…

  • ブースター接種について思うこと。
    2021/10/27 17:52
    ブースター接種について思うこと。

    こんばんは。現役救急医です。実はここ2~3週間の間ずっとYouTubeチャンネルを更新せず放置していました。仕事が忙しいことに加え、ネタが枯渇したからです。 しかしながら、COVID-19 − 特にコロナワクチンに関する文献を読んでいるうちに、自分も色々な考えが脳裏に浮かんできた訳です。これまでの世界各国からの報告で、コロナワクチン(特にファイザー製mRNAワクチン)で, 2回目接種完了後何ヶ月も経過すると、SARS-CoV-2感染に対する予防効果が低下することが判明しています(重症化に対する効果は維持)。また3回目接種に関するデータも出始めているようで(e.g. イスラエルの報告など)、感染…

  • 院外心停止後の体温管理 − 31℃ vs 34℃の臨床試験 −
    2021/10/26 18:13
    院外心停止後の体温管理 − 31℃ vs 34℃の臨床試験 −

    こんばんは。現役救急医です。今日は私が大いに興味を惹かれた臨床試験の知見を紹介してみます。今回の参考文献は。カナダで行われた、院外心停止症例への体温維持療法の目標温度に関する臨床試験の結果をまとめた論文(JAMA. 2021;326(15):1494-1503)です。 (1) Introduction 過去の院外心停止の昏睡生存患者に対する低体温療法の臨床試験2件は、臨床的転帰の改善を証明した(目標体温33℃と, 通常体温維持を比較した臨床試験と、目標体温32℃と34℃を比較した臨床試験)。これら臨床試験は、電気ショック適応となる心リズムの症例へ参加登録を限定していた。他にも、電気ショック適応…

  • 夜のコロナワクチン接種と中秋の名月
    2021/10/23 18:36
    夜のコロナワクチン接種と中秋の名月

    2021年9月21日の夜19時半に近所の施設へ2回目のコロナワクチン接種へ行き、帰りの夜空に満月の中秋の名月を撮影できたのでフォトエッセイ風に写真ブログにしました。スマホカメラのフラッシュ撮影したほうが被写体である月を上手く撮影できることをSNSで見た皆様の投稿写真で知ったのでした。

  • デルタ株流入の影響 in 英国 − ワクチンの有効性等について −
    2021/10/23 16:55
    デルタ株流入の影響 in 英国 − ワクチンの有効性等について −

    こんばんは。現役救急医です。ここ最近、ファイザー製mRNAコロナワクチンの有効性が、2回接種後数ヶ月で一部減弱(感染に対する効果は低下, 重症化に対する効果は高く維持)していることを示唆する論文を紹介してきました。 ごく最近、mRNAワクチン以外にアストラゼネカ製のアデノウイルスベクターワクチンも導入している英国の論文を発見したので、ちょっと紹介してみようと思います(https://doi.org/10.1038/s41591-021-01548-7 )。 (1) Introduction 2021年5/16までの英国のデータによると、BNT162b2(ファイザー製)ないしChAdOx1(アス…

  • 米国ではどうなのか? − ファイザー製ワクチンの有効性低下について
    2021/10/21 19:33
    米国ではどうなのか? − ファイザー製ワクチンの有効性低下について

    みなさんこんばんは。現役救急医です。過日、私はこのブログで「カタールの全国規模調査で、ファイザー製コロナワクチンのSARS-CoV-2感染に対する有効性が、2回目接種後1ヶ月以降から6ヶ月後にかけて減少し続けている(但し重症化に対する有効性は維持されている)ことが示唆された」という論文を紹介しましたが、今度は同じ話題で書かれた米国の論文も紹介してみます。この論文は今年10/4に、Lancetへonline発表となったものです(Lancet 2021;398: 1407-16. https://doi.org/10.1016/S140-6736(21)02183-8 )。 (1) Introdu…

  • 安定しているCOVID-19外来患者への抗血栓療法の臨床試験
    2021/10/19 20:43
    安定しているCOVID-19外来患者への抗血栓療法の臨床試験

    こんばんは。現役救急医です。今日は、COVID-19患者への投薬に関する論文の紹介なので、純粋に?医療関係者向けの内容だと思います。今回参照したのは、今年10/11にJAMAへ掲載された論文(DOI: 10.1001/jama.2021.17272)です。 (1) Introduction 今日まで、COVID-19入院患者への抗凝固療法・抗血小板療法の有用性を評価するランダム化臨床試験が複数行われている。しかしながら、安定しているCOVID-19外来患者へ抗血栓薬を処方するかどうかについては議論が別れている。 米国心臓・肺・血液研究所(National Heart, Lung, and Bl…

  • ファイザー製コロナワクチン有効性に関するカタールのデータ
    2021/10/18 17:01
    ファイザー製コロナワクチン有効性に関するカタールのデータ

    みなさんこんばんは。現役救急医です。専門医試験から一応解放されたので、臨床の仕事の時以外は概ね、ネットサーフィン(YouTube視聴含む)・読書・論文解読ばっかやっています。今日は、10/6にNew England Journal of Medicineへ発表された、BNT162b2ワクチン(ファイザー製コロナワクチン)に関するカタールの論文(DOI: 10.1056/NEJMoa2114114)を紹介してみます。 (1) Introduction Fig. 1 A, B, C カタールでのコロナワクチン接種キャンペーンは2020年12/21に開始され, 最初はBNT162b2 mRNAワクチ…

  • mRNAワクチン接種後の心筋炎に関するデータ
    2021/10/17 18:07
    mRNAワクチン接種後の心筋炎に関するデータ

    みなさんこんばんは。現役救急医です。最近、コロナワクチン − とりわけモデルナ製やファイザー製のmRNAコロナワクチン − の副作用である心筋炎についてニュース等で話題になっていましたね。 以前の記事でもとある論文を紹介し、mRNAワクチン接種後に心筋炎を発症するriskと, COVID-19罹患後に心筋炎を発症するriskを比較すると、後者の方が高いという話をしていましたが、今回は、その論文以外の最新のデータをちょっと紹介してみようと思います。 (1) 米国カリフォルニア州の研究 (DOI: 10.1001/jamainternmed.2021.5511) Kaiser Permanente…

  • アストラゼネカ製ワクチン第3相臨床試験の結果
    2021/10/13 20:34
    アストラゼネカ製ワクチン第3相臨床試験の結果

    こんばんは!専門医試験から解放されてうひゃっほーいうへへへへ〜いな現役救急医です!!今日も論文紹介しちゃうぞ!今日は今年9/29にNEJMに発表された、アストラゼネカ製のコロナワクチン'ChAdOx1 nCoV-19(AZD1222)'の第3相臨床試験の結果(DOI: 10.1056/NEJMoa2105290)を紹介しちゃうんだぞ〜〜〜!?!? (1) Introduction 過去の知見にて、ADZ1222ワクチンはCOVID-19発症予防効果, 及び 安全性が示されている。現在、ADZ1222は100カ国以上へ配分されている。 ここでは、AZD1222の4週間間隔を空けた2回接種の有効性…

  • ファイザー製コロナワクチンの安全性に関する全国規模のデータ from イスラエル
    2021/10/11 20:36
    ファイザー製コロナワクチンの安全性に関する全国規模のデータ from イスラエル

    みなさんこんばんは。専門医試験を終えた現役救急医です。取り敢えず、マークミスや氏名・受験番号記入漏れは試験時間中、2回くらいは確認したのでひとまず安心していいと思います。あとは結果を待つだけですが、不安もそれなりにあります。概ね過去問と同じor似たような領域から出題はされていたものの、選択肢中に正解と紛らわしいものが2~3個存在するような設問は結構ありましたし, 「これは全然分からん(でも冷静に考えればワンチャンいける)」設問は100問中2~3個はありました。 まあそんな訳で、少なくともしばらくの間、試験勉強とほぼ無関係な生活が送れそうなのでブログを気まぐれに更新していきます。今回は論文紹介な…

  • コロナワクチンで救われた人数の推計 in イスラエル
    2021/10/06 17:37
    コロナワクチンで救われた人数の推計 in イスラエル

    こんばんは。なんか面白い論文を発見したので今日も大雑把に紹介していきます。参考文献は、9/22にLancetへ発表されたイスラエルの論文(https://doi.org/10.1016/S1473-3099(21)0056-1 )です。 (1) Introduction ① イスラエルのワクチン接種プログラムや, SARS-CoV-2流行状況の時系列について 2020年12/20: BNT162b2 mRNAワクチン(ファイザー・BioNTech製)の接種プログラム開始。同時期にSARS-CoV-2感染拡大が発生した。 同年12/27: 全国規模のロックダウン開始。 2021年1/8: 追加の…

  • コロナワクチン3種類のCOVID-19による入院に対する効果 in 米国
    2021/10/04 22:08
    コロナワクチン3種類のCOVID-19による入院に対する効果 in 米国

    こんばんは。現役救急医です。遂に今週末が救急専門医試験です。一応今年の春くらいから本格的に過去問数年分を解き, 分からなかった・間違えた問題を中心に参考書を読み込んだりして対策はしてきたつもりですが、私の小学生以下の集中力・飽きっぽさでどこまで成果が出るのか不安です。 今日はちょっと気になるデータをネット上で見つけたので紹介してみます。今回の参考文献は、今年9/17頃に米国CDCが発行している"Morbidity and Mortality Weekly Report"というジャーナルのウェブサイトへ掲載されたもの(Self WH, Tenforde MW. et al., "Comparat…

  • ロシア製コロナワクチン1回目接種の有効性
    2021/09/29 23:31
    ロシア製コロナワクチン1回目接種の有効性

    こんばんは。現役救急医です。久々の更新ですね。既に専門医試験は来週に迫っており、追い込みにかかっていたら自然とブログから遠ざかってしまいました。このブログではずっとコロナワクチンに関する様々な知見を雑ながら紹介していましたが、つい先日、面白そうな論文に出くわしたのでそれを今回は紹介します。今回参考にしたのは、今年7/6に提出・8/20に受理され, 'EClinicalMedicine'というジャーナルに掲載された論文(https://doi.org/10.1016/j.eclinm.2021.101126 )です。 (1) Introduction 2021年5/28時点で、アルゼンチンのCO…

  • アフリカでの新型コロナウイルスのゲノムサーベイランス
    2021/09/21 10:15
    アフリカでの新型コロナウイルスのゲノムサーベイランス

    今日はまた論文をちょっと紹介してみます。今回参考にしたのは"A year of genomic surveillance reveals how the SARS-CoV-2 pandemic unfolded in Africa."(E. Wilkinson et al. Science 10.1126/science.abj4336(2021))です。この論文で特に興味深い部分を中心に和訳しています。また、悠長にブログを更新している時間が無いので、省略しちゃった部分もあることを予めご了承下さい。 アフリカでは、2021年4月末までに~450万名のCOVID-19症例, 〜120,000名の…

  • デルタ株流行下でのコロナワクチンの有効性
    2021/09/19 15:33
    デルタ株流行下でのコロナワクチンの有効性

    みなさんこんにちは。現役救急医です。今日は最近目を通した論文について、自分の頭の中の整理も兼ねてまとめてみたいと思います。お題は『デルタ株に対するコロナワクチンの有効性』です。今回は、複数の論文を参考にし, 重要そう or 関連がありそうな部位だけを適宜抜粋してやってみました。 (1) 米国のデータ ① 医療従事者・救急隊員の集団について 2020年12/14~2021年4/10までの間、医療従事者と救急隊員でmRNAワクチンの有効性を調べた'HEROES-RECOVER'では、コロナワクチンの症候性・無症候性SARS-CoV-2感染に対する予防効果は約90%であることが示されている。そして同…

  • コロナワクチン3回目接種に関するデータ
    2021/09/18 16:18
    コロナワクチン3回目接種に関するデータ

    こんにちは。現役救急医です。最近は専門医試験勉強のラストスパート中です。まあそんな中でも、とりわけCOVID-19に関する最新情報はどうしても気になる訳です。 最近、我が国ではコロナワクチンを従来の2回接種へ追加して, 3回にする方針になったそうです。せっかくワクチンでSARS-CoV-2への免疫が獲得されても、時間が経つにつれて効果が減っていったり, 変異型に対しては防御効果が下がったりすることを示唆するデータが出てきています。 そんな中、「3回目接種を行うことでこうした欠点を補強できるんじゃね?」という説が浮上し, 検証が行われていたのです。 www.asahi.com www3.nhk.…

  • バリシチニブ臨床試験の話
    2021/09/15 21:48
    バリシチニブ臨床試験の話

    ブログ更新間隔が空いてしまいました。どうもすみません。最近色々忙しかったのですが、ごく最近、気になる論文を見つけたので紹介します。2021年9/1にLancet Respiratory Medicineというジャーナルに発表された論文(https://doi.org/10.1016/S2213-2600(21)00331-3 )を和訳してまとめてみました。 (1) Introduction バリシチニブは選択的Janus kinase(JAK1, JAK2)抑制薬であり、自己免疫疾患患者の治療に使用する。この薬剤は2020年2月に、人工知能によって、COVID-19治療に関して潜在的に可能性が…

  • COVID-19『潜伏期間』の推定
    2021/09/15 16:57
    COVID-19『潜伏期間』の推定

    こんばんは。現役救急医です。先日、空き時間に国立感染症研究所のHPを見ていたら、COVID-19に関する最新の論文を発表しており、その中から興味深い論文を見つけたので紹介します。今回は今年8/28にClinical Infectious Diseaseへ発表された論文(Xin H, L Yu. et al., Estimating the latent period of coronavirus disease 2019. ciab 746)を参考にしています。 (1) Introduction "Latent priod"とは感染症の「感染してから感染性を持つまでの期間」を意味する。他方、"…

  • 【医療訴訟】静岡県で研修医にも賠償を命じる判決が出た件について
    2021/09/07 21:58
    【医療訴訟】静岡県で研修医にも賠償を命じる判決が出た件について

    こんばんは。現役救急医です。本当は悠長にブログだのをやっている暇はないのですが、どうしても懸念を表明しないと気が済まない案件があって更新します。 去る8/31、静岡地裁は、2015年に消化管穿孔による腹膜炎で82歳女性が死亡した事に関して遺族が賠償を求めた訴訟について、病院側と担当医に2,000万円を超える賠償金の支払いを命じる判決を下しました。 事の経緯は上記の静岡新聞社のweb記事を参照いただきたいのですが、死亡した女性患者は2015年某日に救急外来を受診し, その時診察を担当した初期研修医(1年目)はCT検査等を行った結果、「帰宅して経過観察」との指示を出しました。しかしその後も女性の症…

  • 中国製ワクチン接種後の中和抗体活性に関するデータ
    2021/09/05 14:27
    中国製ワクチン接種後の中和抗体活性に関するデータ

    こんにちは。現役救急医です。昨日・今日とoffなのですが、専門医試験勉強の合間のネットサーフィンでまた興味深い論文を発見しました。以前、中国製の不活化コロナワクチンの有効性に関する論文を紹介しましたが、同じワクチンに関するタイの論文(Vacharathit V, Aiewsakun P. et al., CoronaVac indeces lower neutralising activity against variants of concern than natural infection. Lancet Infect Dis 2021; https://doi.org/10.1016/S…

  • COVID-19に対するレムデシビル投与臨床試験の事後解析
    2021/09/03 20:06
    COVID-19に対するレムデシビル投与臨床試験の事後解析

    こんにちは。現役救急医です。最近は臨床の仕事の忙しさも半端じゃないですが, 救急専門医試験が遂に来月になってしまいました。そんな中で悠長にブログとかYouTube更新をしている余裕なんて無いのですが、ちょっと気になった論文を見つけたので紹介します。今回紹介する論文は今年8/19に発表された"Deconstructing the Treatment Effect of Remdesivir in the Adaptive COVID-19 Treatment Trial-1: Implications for Critical Care Resourse Utilization."(Fintzi…

  • ブラジルの高齢者における不活化コロナワクチンの有効性
    2021/08/30 20:48
    ブラジルの高齢者における不活化コロナワクチンの有効性

    こんにちは。今日は興味深い論文を見つけたので紹介します。今年8/12に受理された論文"Effectiveness of the CoronaVac vaccine in older adults during a gamma variant associated epidemic of covid-19 in Brazil: test negative case-control study."(Ranzani O, Hitchings MD. et al., BMJ 2021;374:n2015)を私なりに要約してみます。 (1) Introduction CoronaVacはSinovac …

  • レムデシビル投与時期についての観察研究
    2021/08/29 18:45
    レムデシビル投与時期についての観察研究

    みなさんこんばんは。現役救急医です。今日はoffにも関わらず、専門医試験対策の勉強をする気力が湧かず、最近見つけた論文を読んでいるうちに突然、「よし!こいつを動画にしちゃえ!」とか思いついちゃいました。 国立感染症研究所のHPで紹介されていた論文の中に、デキサメタゾン投与中のCOVID-19入院患者へのレムデシビル投与時期を検討したものがあったので、それをネタにしてしまいました。"Clinical Infectious Disease"というジャーナルに今年8/22に掲載された論文です。滑舌が悪く聞き取りにくいかもしれませんが、是非ご視聴の上高評価もお願いします。 youtu.be 結論から言…

  • 米国での2021年3月〜7月におけるmRNAワクチン有効性評価
    2021/08/28 20:47
    米国での2021年3月〜7月におけるmRNAワクチン有効性評価

    みなさんこんにちは。今日はネットサーフィン中に、米国CDCが公表している論文を見つけたのでそれを紹介してみます。この論文は今年8/18に、'Morbidity amd Mortality Weekly Report' (MMWR; 罹患率・死亡率週報)のウェブサイトへ、'MMWR Early Release'として掲載されたモノです。 現実的なワクチンの予防効果持続は一般的に、検査により診断されたCOVID-19患者におけるワクチン接種のoddsと, 検査陰性であった対照患者のそれを比較することで計測する。 2021年3/11~7/14の間に、米国の18州にある21箇所の病院へ入院した成人(1…

  • 医師修学資金制度・地域枠の実効性の検証を
    2021/08/26 17:52
    医師修学資金制度・地域枠の実効性の検証を

    こんばんは。現役救急医です。昨日は、政府の「感染症内科・救急科を志望する受験生/医学生向けの特別枠を医学部医学科に設ける」という政策について批判する記事や動画をuploadしました。 youtu.be 動画内でも言っておりますが、地域枠や医師修学資金制度も正直、問題がある制度だと思います。これらの制度は2000年代初頭くらいに、転院搬送先が見つからず亡くなったり, 救急車の収容先が見つからず亡くなった患者がいたことをきっかけに報道が加熱し、それをきっかけに国や各大学・各自治体が開始したものです。しかしそれ以降、日本の医療は改善したとは言い難い状態です。特にCOVID-19パンデミックが本格化し…

  • 【医学部入試】『感染症内科/救急科枠』新設の問題点
    2021/08/25 20:50
    【医学部入試】『感染症内科/救急科枠』新設の問題点

    こんばんは。ここ数日間、仕事が忙しいことに加え, 専門医試験の勉強もあったのでYouTubeチャンネルの更新は停止しており、ブログ更新もやや雑になりがちでした。しかしながら、昨日気になるニュースが私の目に止まりました。2023年度の医学部新入生(≒受験生)の中に、感染症内科と救急科の専門領域に進む人向けの枠を新設すると言うのです。SNS上の医療関係者の間では早速批判の声が上がっていました。 www.yomiuri.co.jp biz-journal.jp 正直なところ私も賛同しかねます。そもそも、高校生の時点や医学部低学年の時点で決めていた専門領域が、6年後, 或いは初期研修終了時も変わってい…

  • COVID-19ベクターワクチン接種後の脳静脈洞血栓症
    2021/08/22 16:38
    COVID-19ベクターワクチン接種後の脳静脈洞血栓症

    今日はまた、COVID-19ベクターワクチン接種後の血小板減少・血栓症(ワクチン起因性自己免疫血栓血小板減少症。vaccine-induced immune thrombotic thrombocytopenia; VITT)に関して記した論文を紹介します。元ネタは今年8/6に発表された"Cerebral venous thrombosis after vaccination against COVID-19 in the UK: a multicentre cohort study."(Perry R., Tamborska A. et al., Lancet. https://doi.or…

  • コロナワクチン同一種2回接種と1回目-2回目が別種ワクチンの臨床試験
    2021/08/21 19:24
    コロナワクチン同一種2回接種と1回目-2回目が別種ワクチンの臨床試験

    今日はたまたま興味深いコロナワクチン臨床試験の論文を見つけたので、紹介してみます。今回のネタは"Safety and immunogenicity of heterogous versus homologous prime-boost schedules with an adenoviral vectored and mRNA COVID-19 vaccine(Com-CoV): a single-blind, randomised, non-inferiority trial." (Liu X, Shaw RH. et al., Lancet; 2021年8/6発表, https://doi…

  • 思春期青少年でのモデルナ製ワクチンの有効性と安全性
    2021/08/18 21:07
    思春期青少年でのモデルナ製ワクチンの有効性と安全性

    以前もこのブログで言及しましたが、今年の7月にモデルナ製ワクチンの接種可能年齢が18歳以上から12歳以上へ拡大されました。実は最近、それに関連した論文を見つけたので紹介してみます。今回参考にしたのは、今年8/11にNEJM. orgへ発表された"Evaluation of mRNA-1273 SARS-CoV-2 Vaccine in Adolescents."(Ali K., Berman G. et al., N Engl J Med. DOI: 10.1056/NEJMoa2109522)です。 (1) Introduction COVID-19で入院した思春期青少年の約1/3はICUへ…

  • 米国のacademic centerで出産したCOVID-19女性の特徴など
    2021/08/16 17:54
    米国のacademic centerで出産したCOVID-19女性の特徴など

    みなさんこんばんは。今日も論文を紹介してみます。今回紹介する論文は"Characteristics and Outcomes of Woman With COVID-19 Giving Birth at US Academic Centers During the COVID-19 Pandemic"(Chinn J, Sedighim S. et al., JAMA Network Open. 2021;(4):e2120456)です。 (1) Indroduction パンデミックの最初の年に出産した米国内の女性という大きなコホートにおいて、COVID-19に罹患, ないし そうでない場合…

  • 【終戦から76年】医師も関与した戦争犯罪について
    2021/08/15 16:24
    【終戦から76年】医師も関与した戦争犯罪について

    今日は8/15、日本がポツダム宣言を受諾して連合国に降伏した日です。特にNHKでは戦時中の旧軍の動向や民間人の生活などを振り返る特集をよくやっていますが、今年は1945年5/17~6/2に起きた『九州大学 生体解剖事件』をテーマにしたドラマをNHK Gチャンネルでやっていたのが印象的でした。 この『九大 生体解剖事件』とは、当時の西部軍(中国・四国・九州地方の防衛を担当した旧帝国陸軍の軍団)が撃墜したB-29の搭乗員(米兵)捕虜8名に対して、西部軍の協力のもと, 当時の九州帝国大学医学部の医師らが人体実験を行ったという事件です。捕虜の肺や胃・肝臓を全摘したり, 頭蓋骨を外して脳を観察したり, …

  • COVID-19ベクターワクチンによる血栓症の臨床経過
    2021/08/13 12:31
    COVID-19ベクターワクチンによる血栓症の臨床経過

    こんにちは。短い夏休み中の救急医です。最近、アストラゼネカ製のワクチンが40歳以上に限定して公的接種に追加され, 緊急事態宣言の対象地域へ供給するというニュースが出ています。 www3.nhk.or.jp www.yomiuri.co.jp そこで今日は、アストラゼネカ製ワクチンの稀ながら重大な副作用である血栓症についてのデータを紹介します。参考にした論文は、今年8/11にNEJM. orgへ掲載された"Clinical Features of Vaccinte-Induced Immune Thrombocytopenia and Thrombosis"(Pavord S., Path FR…

  • 【COVID-19第5波】一億総猛省が必要です!
    2021/08/12 09:20
    【COVID-19第5波】一億総猛省が必要です!

    こんにちは。夏季休暇中なんで連日ブログを更新しています。COVID-19の感染がまたもや拡大しており、首都圏などでは病床数が逼迫して救急医療が機能停止同然になっているようです(通常の予定手術も延期を迫られているとのこと)。実は首都圏に住んでいる知り合いの医師とZOOMで話す機会があったのですが、酸素投与が必要な中等症患者ですら、ホテル療養はおろか自宅で療養するしかないような状態なのだそうです。 そんなCOVID-19第5波ですが、これまでと違う要素が幾つもあります。まず、ワクチンが普及し, 接種が拡大進行中です。その為か、第1~3/4波と違って高齢者の入院・重症化が減少しています。ワクチンの最…

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