肌に“自己治癒力”を注ぐという選択──PRP療法が変える皮膚科の新常識
「PRPって、美容の話でしょ?」 医療職の方と話すと、そんな反応が返ってくることが少なくありません。 確かに、PRP(多血小板血漿)療法は、皮膚科・美容皮膚科の領域で先行して導入され、注目を集めた治療法です。 でも、私は「美容だから軽い」「エビデンスが薄い」といった先入観こそ、再生医療の本質を見逃す落とし穴だと感じています。 今日は、PRP療法が皮膚科領域でなぜ注目されているのか、そして看護職や医療職としてどう向き合っていくべきかを、「再生医療×現場視点」で紐解いていきたいと思います。 PRP療法って、実際どういうもの? まずは基本をおさらいしましょう。 PRP(Plat
2025/06/02 09:45